イベント

化学への招待-講演会「資源・エネルギー問題に向き合う化学」

日時
2023年11月18日(土)13:00-15:20
場所
オンライン開催(Zoomウェビナー)

江戸川区「産業ときめきフェア」(11/17-18、タワーホール船堀)からご協力をいただき、期間中に開催します。また、会場内でライブ映像を放映します。

趣旨
資源・エネルギー問題が,現代ほどクローズアップされた時代はかつてありませんでした。その本質的な解決のためには,エネルギーをつくる(もしくは取り出す),ためる,つかう上での,地に足の着いた技術革新が求められます。化学は元来,物質とエネルギーを対象とする科学であり,その意味で,この問題に解決策を提案できる学問分野といえます。
今回の講演会は,そのような視点から企画しました。3名の講師の先生より,異なる角度からの話題を提供いただきます。ご参加いただいた皆様が,今後資源・エネルギー問題にどのように向き合っていくかを考える上での一助となれば幸いです。
プログラム
  • 13:00-13:05 開会の辞
  • 13:05-13:45
    「’脱炭素’は科学用語ではない!」
    柄山 正樹 氏(元東洋大学教授)
    「科学(化学)的に正しい「炭素循環」を 我が国が目指す社会の用語として使おう!」と2022年化学と工業9月号に掲載され1年が経つ。しかし昨今「脱炭素」という言葉が科学用語のごとくが使われ,社会的にも受け入れられつつある。日本化学会が主張する,脱炭素に替わる適切な科学的に正しい用語を探究する。

    アメリカ化学会の化学週間に配られたTシャツ (元素分析で我々の体には18 %の炭素が含まれている)

  • (休憩5分)
  • 13:50-14:30
    「固体電池の基礎と開発最前線」
    高田 和典 氏(物質・材料研究機構フェロー)
    車載用電池として注目されている固体電池について,基礎から解説します。

    試作した固体電池の外観(写真右)

  • (休憩5分)
  • 14:35-15:15
    「構造色を示すスマート材料の開発」
    竹岡 敬和 氏(名古屋大学准教授)
    自然が多用する色材でもある構造発色性材料について解説します。

    光の三原色で発色する構造発色性粒子(フォトニックボール)

  • 15:15-15:20 閉会の辞
参加費
無料
対象
どなたでも参加いただけます。高校化学を学んでいる(が忘れていることも多い)ことを前提とした内容です。
申込締切
当日まで。ただし申込数がZoomウェビナーの上限に達した場合はそれ以前に締め切ります。
申込方法
下記申し込みフォームよりお申込ください。お申込いただいた方に後日視聴用URLをお知らせします。
申込フォーム
https://energyresourcechem.peatix.com/view
申込・問合先
日本化学会関東支部
E-mail : chemistry.or.jp