イベント

講演会「プラスチック問題 -資源循環社会に向けての化学からの新たな取り組み」

日時
2019年09月13日(金)
場所
化学会館7階ホール(東京都千代田区神田駿河台1-5)
協賛
(予定):高分子学会、化学工学会、日本生物工学会、日本レオロジー学会、
日本海洋学会、日本化学工業協会、日本農芸化学会(後援)
趣旨
近年、プラスチックによる環境汚染が世界的に問題となっており、各国で規制強化、対策が進んでいる。問題解決のためには、新たなリサイクル技術や化石資源を使わない素材開発が必要となる。本講演会では、化学の視点でのイノベーションによる問題解決に結びつくと思われる、将来の資源循環社会に向けての規制を含む最新状況、技術動向、今後の課題・取組を幅広く紹介する。
プログラム
  • 9:30-9:35 趣旨説明
  • 9:35-10:20
    1. 「海洋プラスチック汚染研究の最前線」
    九州大学 応用力学研究所 大気海洋環境研究センター
    磯辺 篤彦 氏

    海に漂うプラスチックごみ、あるいはこれが細片化してできるマイクロプラスチックについて、浮遊の現状と将来、想定される環境影響について解説する。
  • 10:20-10:55
    2. 「プラスチックを取り巻く国内外の状況」
    環境省 環境再生・資源循環局 総務課 リサイクル推進室
    泉 知行 氏

    プラスチックは我々の生活に利便性と恩恵をもたらしている反面、地球規模での化石資源・廃棄物制約や海洋プラスチック問題への対応が求められており、上記に関連するリデュース・リユース、徹底回収、リサイクル、熱回収、適正処理等への取組や、海洋プラスチックごみによる汚染の防止についての現状と環境省の検討状況を概説する。
  • 10:55-11:40
    3. 「海洋プラ問題について考える 〜現状課題と対応の方向性〜」
    三菱商事株式会社 石油化学本部 プラスチック・サステナビリティ戦略室
    岡田 晃一 氏

    世界的なESG投資やSDGsへの関心の高まりを受け、海洋プラスチック問題は企業の成長にとっても不可避な課題となっており、企業の視点から海洋プラスチック問題の現状を俯瞰し、新たなリサイクル技術導入や素材開発を通じた経済価値・社会価値・環境価値を実現する取組みについて紹介する。
  • 11:40-12:00 名刺交換会(磯辺氏、泉氏、岡田氏)
  • 12:00-12:50 昼食休憩
  • 12:50-13:35
    4. 「PET分解酵素の発見と活性向上」
    慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 生物機能化学研究室
    宮本 憲二 氏

    我々のグループでは、PET分解菌のゲノム解析を行い、分解に関与する酵素を発見した。そして、酵素反応液にごく少量の界面活性剤を添加することで、分解活性を劇的に向上することに成功したので紹介する。
  • 13:35-14:20
    5. 「物理再生理論に基づいた実践的高度プラスチックマテリアルリサイクル」
    福岡大学 工学部 化学システム工学科
    八尾 滋 氏

    我々は、廃棄プラスチックの物性が低下する主原因が、内部構造変異による物理劣化であることを見出した。またペレタイズ時の条件を最適化するだけで、異物が混入していても大きく物性向上が可能であることを見出した。
  • 14:20-15:05
    6.「プラスチック包装が関わる社会問題と技術的課題」
    明治大学 理工学部 応用化学科
    永井 一清 氏

    プラスチック包装が関わる社会問題は多岐にわたり、海洋ごみ、最終処分場の残余年数、資源循環システム、食品ロス(フードロス)、枯渇性資源である石油の利用等が挙げられる。本講演ではこのような社会問題を技術的課題と共に概説する。
  • 15:05-15:25 休憩・名刺交換会(宮本氏、八尾氏、永井氏)
  • 15:25-16:10
    7.「生分解性多元ポリ乳酸の創製・機能部材化:化学と合成生物学のコラボ」
    東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科
    田口 精一 氏

    二酸化炭素削減と海洋汚染解決を目指す「バイオプラスチック研究」を紹介する。再生可能バイオマスから微生物工場によって創製した「多元ポリ乳酸」は、ポリプロピレンと同様の物性を示し、土壌・水環境でも生分解する新規バイオプラスチックである。
  • 16:10-16:55
    8.「植物バイオマス由来バイオマスポリマーの開発と市場展開」
    大阪大学 大学院工学研究科 Hitz協働研究所
    中澤 慶久 氏

    トチュウに含まれるトランス型ポリイソプレンは、分子量が50万~400万に達する弾性があり耐衝撃性や延性などの機械的特性を持つバイオ素材のポリマーである。このバイオポリマーの開発と市場展開について紹介する。
  • 16:55-17:15 名刺交換会(田口氏、中澤氏)
参加費(要旨集代含む・税込)
開催当日までにお支払いください。お支払いは各種クレジットカード、コンビニ・ ATM (ペイジー)・Paypal がお使いいただけます。請求書によるお支払いも可能です(ただしパソコンからのみ)。詳細は申込サイトにてご確認ください)

参加費(要旨集代含む、税込)
会員 17,000円
学生会員 2,000円
非会員一般 25,000円
非会員学生 4,000円

協賛団体会員、法人会員企業に所属する方は、会員価格で参加いただけます。法人会員企業一覧は こちら よりご確認ください。

会場
化学会館7階ホール(JR・地下鉄「御茶ノ水」駅 徒歩3分) アクセスマップ
定員
110名(先着順)
申込締切
定員になり次第
申込方法
https://pla2019-csjkanto.peatix.com/view
申込・問合先
〒101-8307 東京都千代田区神田駿河台1-5
公益社団法人日本化学会関東支部
TEL : 03-3292-6163
FAX : 03-3292-6318
E-mail : chemistry.or.jp