過去の支部長メッセージ

過去の支部長メッセージ

支部長からのメッセージ(令和元年度)

令和元年度日本化学会関東支部長
小倉 賢
(東京大学生産技術研究所)

平成最後の年から令和最初の年への繋ぎ役

皆様こんにちは。日本化学会の活動では大変お世話になっております。令和元年度の支部長を仰せつかった小倉と申します。平成から令和への繋ぎの年にこの役を拝命したことを大変光栄に感じております。
と言いますのも,以下3つの”繋ぎ役”に徹するのが我々日本化学会関東支部の役割であると心得ているからです。

(1)関東地区を繋ぐ
関東支部は,おそらく多くの方々の認識と違わず,日本最多の会員数を誇る地域です。約25,000名の個人正会員,法人会員に対して,約半分の12,000名程度の方々が関東支部会員となります。
ここでいう「関東地区」ですが,茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川の,所謂一都六県の関東地方に加え,山梨,新潟の皆様も合わせた1都8県が我々「関東支部」となっていることが特徴です。
関東支部の重要な事業として,各地区での活動があります。各地区にある国公立大学からの支部役員を先導役に,特に中高生,産学連携のための化学普及事業に力を入れています。

(2)産学官を繋ぐ
この大きな所帯を率いているのが,関東支部役員です。令和元年度は60名から構成され,企業17名,国立研究所5名,大学・高専38名の,所謂産官学からの代表で成り立っているのが特徴です。女性も7名が我々の仲間として活動しています。
関東支部の大切な事業として,「講演会」を開催しています。この企画には担当チームが割当てられ,産官学の役員が立案し運営を行っています。講演の立案段階から「産」の力を発揮すると,俯瞰性が高く,とても集客力の高い講演会が開催できる実績もあって,企業からの役員を幹事として主導・企画することを特徴としています。実際に基調講演の講師を招待する場合には,「官」役員の力も欠かせません。

(3)高校と大学を繋ぐ
昨今の教育界で注目されている「高大接続」に関して,とても重要視した活動を企画するように心がけています。この高大接続は,一般的には入試制度改革を指す場合が多いようですが,我々の意識は少し別なところにあります。
高校までの時期に科学クラブなどの所属し,目を輝かせて実験成果の発表をする高校生は少なくないことを,「化学クラブ研究発表会」などの事業を通じて感じています(平成最後の大会には47校550名の高校生が参加)。この生徒たちが大学生になった時に,化学から離れていってしまうことが少なからず起こっています。化学の魅力を発揮し,化学に携わる人口を,増やさなくてもいいので減らすことなく,優秀な学生たちを育ててゆくことを意識しています。また,揺れる就職活動の状況に対しても,化学会のような大きな代表学会がマイルストーンとして機能する「化学会主催企業合同説明会」を開催し,一定のニーズシーズマッチング効果を見いだせています。
さらには,「少年少女のための工場見学会」をここ数年企画し,将来化学者を目指す小中学生とその親御さん達に,関東支部協力企業の工場見学を通じて,化学の裾野を広げる活動と夏休みの自由研究への協力も惜しみません。

以上,やや手前味噌感たっぷりで,関東支部主催活動を紹介して参りました。このWebサイトも,市川淳士・前関東支部長の肝いりでリニューアルされました。この広報サイトを通じて,これからも充実したケミストリー・ライフをお届けしたいと願っています。引き続き,ご支援,ご協力,ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

令和元年11月21日

支部長からのメッセージ(平成30年度)

平成30年度日本化学会関東支部長
市川 淳士
(筑波大学数理物質系)

平成30年度の日本化学会関東支部長を務めております筑波大学の市川です。本支部は、日本化学会7支部の中で会員の半数近くを擁する最大の支部であり、1931年の発足時より日本化学会の活動を支えています。同時にその活動・行事では、支部所属会員の方々へはもとより、広く社会にも貢献する責務があります。これらを果たすため、支部長・副支部長を含む60名の幹事を中心に、支部あるいは関東支部を構成する9地区(東京、神奈川、千葉、茨城、埼玉、群馬、栃木、山梨、新潟)が様々な行事を企画し、活動しています。

本支部の活動は、役割から三つに分けることができます。第一は、支部独自の行事です。大学・企業の研究者・技術者に向けた企画として「関東支部講演会」を夏に2回開催し、最先端あるいは未来志向の化学や関連技術についての情報を提供して、会員への普及を図っています。春には、化学系の大学生と大学院生の就職活動を支援するため「企業合同説明会」を開催し、全国からの学生延べ3000名と化学系企業50社に効率的な出会いの場を提供しています。化学という専門分野に特化した催しで、毎年密度の濃い説明会として学生・企業双方よりご満足いただいています。また同時に開催していた「女子学生のためのセミナー・座談会」も好評を博し、次年度から本部企画として開催予定です。さらに次の世代の育成・啓蒙活動として、化学に親しみや興味を持ってもらう「少年少女のための工場見学会」も開催しています。第二は、各地区(9地区)への支援です。地区ごとの活動が中心である小・中学校、高校の化学教育を支援する組織として、また教育会員と化学会の繋がりを強化する仲立ちとして、支部が重要な役割を担っています。具体的には、小中学生、高校生、大学生、一般の方の各世代に向けて「化学クラブ研究発表会」、「化学実験講座」、「化学への招待(一日体験化学教室・講演会)」を開催しています。研究面では、産官学の情報交換・連携を目指して、地区ごとに交流会などが企画されており、支部が後押ししています。第三の役割は、日本化学会への活動支援です。日本化学会の表彰、「化学グランプリ」などで本部事業に貢献しています。

関東支部では、時代や状況の変化にも柔軟に対応し、改革を続けています。本年度は、地域に根ざした活動のさらなる活性化を目指し、各地区への合理的な予算配分を実現しました。またこの度、タイムリーな情報発信のために運営するホームページを一新し、スマートフォンにも対応いたしました。ご活用ください。今後とも会員の皆様へのサービス向上に努めますので、ご支援ご鞭撻のほどお願いいたします。

支部長からのメッセージ(平成29年度)

平成29年度日本化学会関東支部長
小柳津 研一
(早稲田大学理工学術院先進理工学研究科)

支部長からのメッセージ(平成28年度)

平成28年度日本化学会関東支部長
高田 十志和
(東京工業大学物質理工学院)

平成28年度の日本化学会関東支部長を務めています高田です。ご承知のように関東支部は、日本化学会を構成する7つの支部の1つですが、会員数が最も多くおよそ半数の会員を擁し、その活動、行事を通して支部所属会員の方々だけでなく、広く社会に貢献することが求められています。今年度も支部長、副支部長(3名)を含む55名の幹事を中心として、支部が主体的に行う講演会等の行事や関東支部を構成する9つの地区が行う一日体験化学教室等様々な行事を企画しています。

大学・企業の研究者・技術者、大学生、大学院生向けの企画として、9月に実施する2つの講演会があります。「熱マネージメントに関わる化学技術」と「構造材料開発による自動車、航空機、鉄道の省エネ」の2つの非常に魅力的な内容のテーマの講演会です。どうぞご参加ください。尚、支部独自の研究発表会(関東支部大会)は今年度も行わず、CSJ化学フェスタに協力することにいたしますので、ご了承ください。

化学系の大学生と大学院生の就職活動を支援する「企業合同説明会」を、今年も3月8日、9日の2日間に渡って開催しました。全国から集まった延べ3200名の学生が50社近い化学系企業の講演や説明に熱心に耳を傾けました。化学という専門分野に特化した説明会はほとんどなく、毎年密度の濃い説明会として学生からも企業からも要望の強い会です。また同時に開催した「女子学生のためのセミナー・座談会」では、現在活躍中の女性社員から生の声を聞くことができるため、今年もたいへん好評でした。本年度も明年3月に企画しています。ご期待ください。

また、小中学生、高校生、大学生、一般の方のために、「化学クラブ研究発表会」、「化学実験講座」、「化学への招待」、さらには「少年少女の工場見学会」など、化学に親しみや興味を持ってもらう啓蒙的な行事も開催します。

こうした私どもの活動に対する会員の皆様からのご意見、ご希望に加えて、公益社団法人としての日本化学会の公益性なども踏まえて、行事の見直しや新企画の開拓などを行って参ります。今後ともご支援、ご協力のほどお願いいたします。

 

支部長からのメッセージ(平成27年度)

平成27年度日本化学会関東支部長
久新 荘一郎
(群馬大学大学院理工学府)

平成27年度の日本化学会関東支部長を務める群馬大学の久新です。関東支部は日本化学会にある七つの支部の一つですが、会員数が非常に多く、多数の活動を行っているなど、重要な役割を担っています。今年度も55名の幹事を中心として以下の活動を行う予定です。

大学・企業の研究者、大学生・大学院生向きの企画として2回の講演会の準備を進めています。今年度は「次世代エネルギー材料開発の現状と課題」と「福島廃炉、環境回復に関する化学研究開発の最前線およびその展開」のテーマを設定しています。また、関東支部大会については今年も開催を見送り、10月に開催されるCSJ化学フェスタに協力することにしています。ご了承をお願いします。

関東支部を構成する東京、神奈川、千葉、茨城、埼玉、群馬、栃木、山梨、新潟の各地区では、一日体験化学教室、学校訪問講義実験など様々な催しを開催します。

大学生・大学院生の就職を支援する「企業合同説明会」はこれまで12月に開催していましたが、就職活動解禁が3月になったのを受け、今年から3月初めに開催することになりました。2日間で延べ約3000人の学生が全国から参加し、40社の化学系企業の説明に耳を傾けました。この説明会の中で開催した「女子学生のためのセミナー・座談会」も好評でした。この催しをさらに発展させていきます。

小中学生、高校生、大学生、一般向きの企画としては、「化学クラブ研究発表会」、「化学実験講座」、「化学への招待」、ノーベル賞クラスの研究者による「少年少女のための講演会」を開催します。これらの企画を通して、化学に興味をもつ次の世代の育成に貢献します。

以上の活動については、会員の皆様からのご意見、社会に対する貢献などを踏まえて随時、改善や見直しを行っています。また必要に応じて新規の活動を企画し、実施しています。今年度も各種の催しの広報活動の改善、CSJ化学フェスタにおける関東支部企画の立ち上げなどの検討を進めています。皆様のご協力とご意見をお願いいたします。

平成27年4月20日

支部長からのメッセージ(平成26年度)

平成26年度日本化学会関東支部長
秋山 隆彦
(学習院大学理学部)

平成26年度の関東支部長を務める学習院大学の秋山です。本支部は日本化学会の7つの支部の中でも最も会員数が多く、重要な役割を果たしており、1931年に発足以来80年余りにわたり活発な活動を行ってきました。本年度も、50人の幹事を中心にして、充実した支部活動を目指して行きたいと考えています。本支部は、大きく分けて以下の四つの活動を行っています。

(1) 地区の化学教育の支援:地域に密着した啓蒙活動として、東京、神奈川、千葉、茨城、群馬、栃木、山梨、新潟の1都8県各地区の小、中、高校の化学教育の支援活動を行うと共に、化学クラブ研究発表会を東京で毎年開催しています。

(2) 研究活動の支援:関東支部講演会・特別講演会を年数回企画し、最先端の研究・技術の会員への普及を図っています。

(3) 学生への就職支援:化学系学生・大学院生の就職希望者に向けた企業合同説明会を開催し、大変多くの学生の方々に参加していただき、大変好評を博しています。関東支部主催ですが、関東在住でなくても参加できます。

(4) 化学会活動の支援:本年10月に第4回CSJ化学フェスタ2014を東京で開催する事が決まっており、支部としても、組織委員会、全国各支部と協力して、準備を進めています。

なお、関東支部大会については、都内で化学フェスタが開催されるため、本年も開催を見合わせる予定です。

皆様のご意見をうかがいながら、実りある支部活動を目指して行きたいと考えております。支部の web site は新しく、見やすいものに更新しました。是非ご覧いただき、忌憚のないご意見をお寄せください。皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

平成26年3月17日

支部長からのメッセージ(平成25年度)

平成25年度日本化学会関東支部長
小坂田 耕太郎
(東京工業大学 資源化学研究所)

平成25年度の関東支部長を務める東京工業大学の小坂田です。本支部は1931年の発足時より活動を続けてきました。会員数が多く、教育、研究、産業のいずれもが活発である関東地方の支部として、かけられる期待と果たすべき責任には大きいものがあります。50名の幹事を中心として、本年度も支部の充実と一層の活性化を目指します。

本支部の役割という観点から、現在の活動内容を三つに分けることができます。第一は、幹事を中心とする各地区(一都八県)と連絡を密にし、これを支援することです。地区ごとの活動が中心である小、中、高校の化学教育を支援する組織として、また教育会員と化学会の教育活動とのつながりを強化する仲立ちとして、支部の存在はぜひ必要です。研究普及の面では、産官学の情報交換、連携を目指して、地区ごとに行事が企画されており、これを支部が積極的に支援しています。第二に、支部独自の事業を主導しています。年間数回企画している関東支部講演会では、最先端あるいは未来志向の化学や関連技術の会員への普及を図っています。例年企業合同説明会を行ってきましたが、昨年度はやり方を一新し、学生会員、法人会員双方の立場にたっての行事としての位置づけを明確にしました。第三の、そして最も重要な支部の役割は、化学会活動を積極的に支援することです。例えば、過去2回の「日本化学会秋季事業CSJ化学フェスタ」では、組織委員会、全国各支部と協力しつつ関東支部が大きな貢献を果たしてきました。第三回は本年10月に東京での開催が予定されており、これにむけての支部の準備も始まっています。

昨年度開催を見合わせた支部大会について、また組織の整備について、など支部について議論すべきことも多く、広くご意見をうかがいたいと考えています。「若いひとのため」、
「これからの」などは、今の日本のあらゆる議論の主題となるキーワードです。本支部も時代に合わせ、また時代を先取りする形で、新しい風を感じ、これに乗りたいものです。

ご意見をうかがいながら、よりよい支部活動をめざしたいと考えています。どうぞ、支部のウエブをご覧ください。お気づきのことがあれば、何なりとおよせいただければ幸いです。

平成25年3月9日

支部長からのメッセージ(平成24年度)

平成24年度日本化学会関東支部長
西原 寛
(東京大学大学院理学系研究科)

平成24年度の日本化学会関東支部長を務める東京大学の西原です。本支部は日本化学会7支部の中で最も会員数が多く、1931年に発足してから80年余にわたって日本化学会の活動に多大に寄与してきました。日本化学会は本部が東京にあり、その活動が首都圏で行われることが多いため、関東支部の活動との区別が会員の皆様からは見えにくいところがあります。しかし本支部では、1都8県(東京、神奈川、千葉、茨城、埼玉、群馬、栃木、山梨、新潟)でそれぞれの地区の幹事のもと、地域の小、中、高、大学、一般の方および企業に密着した化学の研究・教育の普及・啓蒙活動を行ってきました。日本化学会が公益社団法人に移行して2年目の本年度は、より地域に根差した活動の充実と各地区間の連携が重要になります。この点を踏まえ、新しい日本化学会の組織や運営に適合するように、これまでの関東支部の編成や活動を精査して整理します。特に化学教育普及活動については、よりアクティブでフットワークの良い支部になるよう努めます。

本支部では、日本化学会秋季大会が中止になってから支部大会の開催をスタートし、昨年度は第5回関東支部大会を開催しました。しかし今年度は、関東支部大会の開催を中断いたします。その理由は、昨年度に本部で秋季大会と位置付ける「CSJ化学フェスタ」がスタートし、本年度は10月14-17日に東京工業大学大岡山キャンパスで開催されるからです。この関東で開催される大きなイベントに本支部が密な協力体制をとり、多くの参加者が集い会員の交流が深まるよう努めたいと思います。

東日本大震災から一年以上が経過した今も、自然災害だけでなく福島第一原発の事故の後遺症が日本中に多くの痛みを残しています。地域に密着した関東支部の活動を通して、科学への信頼を取り戻すだけでなく、次世代を担う若者を積極的に育てましょう。皆様のご支援とご協力を切にお願いいたします。

平成25年3月9日